最近の住所調査事情

変化していく探偵の調査機器

・携帯電話編

私が若い駆け出し探偵だった30数年前は完全なアナログな時代でした。
連絡手段は公衆電話で定期的に事務所に状況報告していた記憶があり、まだテレフォンカードも販売される以前であった為に10円玉を20枚位は常時持っていました。
何故定期的に連絡を入れるかと言うと素行調査の依頼で張り込んでいる調査員は直接依頼人とは話しません。
ですからなんか著者の年齢がばれてしまいますね。

ただ昭和57年にテレフォンカードが発売されてからは随分助かりましたがそれも遠い昔。
また当時、今の携帯電話の前身であるハンディーフォンが出来て事務所も自動車電話として購入していましたがその電話に公衆電話から架けるとあっという間に小銭やテレカの金額がどんどんなくなっていきます。 当時、公衆電話のデジタル度数がカウントダウンのように減っていくのを目の当たりにしてかなり焦って喋っていたと記憶しています。

次に登場したのがポットベルでした。
探偵には便利なアイテムとなりました。
何しろ一方的ですが文字や数字が遅れるのですから事務所からの指示も素早く伝わっていたと記憶しています。

それから数年後には誰もが携帯電話を持つようになっていったのです。
そしてなんと言っても「スマートフォン」の登場です。

通話やメールばかりでなく、様々な情報を取得出来る機能が充実しています。
最たるものは地図アプリでしょう。
以前は数地域のポケット地図なども持ち歩いていましたが現在はスマホさえあれば十分です。
しかも自分のいる位置さえもしっかり認識してくれ、更に周辺情報も簡単に掌握できます。
数冊を地図を持ち、地図を見ながら歩き回っていた時代が懐かしく思えてなりません。

・無線機編

以前の探偵の服装は基本「スーツにネクタイ着用でトランシーバー所持・バッグの中にはいわゆるバカチョンカメラと望遠レンズが装着された一眼レフカメラと予備の高感度フィルムなど数種類のフィルム」と共に替えの上着などを収納して持ち歩いていたものです。 若く経験不足な著者は伊達メガネも所持して調査現場に出ていたと記憶しています。

携帯電話もなく、無線機が充実していなかった時代、張り込んでいても相棒に置き去りにされる事もしばしばありました。
尾行、張り込み派基本最低2名以上でチームを組んで調査を実施します。
表と裏で別れて張り込むなんて事は日常茶飯事、少し距離が離れていると置いてきぼりをくうなんて事も。
そこで登場したのがトランシーバーですが当時はオモチャとなんら変わらず電波の到達距離も直線距離で100mと何とも悲惨な状況でした。
しかし、無線機の重要性を認識し免許を取得、今では基地局を中心として東京都内全域をカバー、しかも携帯無線機と車載無線機とも併用ができて携帯電話ばかりか調査員同士との連絡はかなりスムーズになりました。

・撮影機材

探偵にとって一番ありがたいと感じているのはカメラ、ビデオなどの撮影機材かもしれません。
デジタル化により交換用から何種類のフィルムを所持しなくて良いようになったのはかなり大きい。
フィルム時代には昼間用や夜間用など感度の違うフィルムや追加フィルムなど5,6本所持していたもので、また撮影においても失敗は許されなかった。
しかし、現代では容量の大きいカードを入れておけば何枚でも撮れるし、無駄な撮影したものはその場で消去出来るのです。
また光量によっても勝手に明るくしてくれたりと自動化、それこそ暗がりでも撮影が可能となっています。

同様にビデオカメラも小型化、軽量化、電池の持ち時間も長くなり、カメラ同様、撮影した映像の切り取りも楽になったのでかなり助かっています。
以前は交換用の電池パックや交換用のフィルムなども持ち歩き、撮影する際もピント調整などにも苦労したものです。

現代では全くこういったあうんはなく、レンズもビデオによっては盗撮用の小型レンズに変更する事も容易く、探偵にとっては便利この上なくなったと言える時代なのです。

デジタル化の波は探偵の様々な調査機器にも大きな変化をもたらしかなり楽になってきましたが尾行、張り込み、聞き込みなどの探偵収容業務は未だにアナログ的な調査の集約で何ら大きな変化はありません。

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